大卒程度の主な試験の、例年の試験日程は表4のとおりです。
地方公務員の場合、道府県の多くと政令指定都市は6月中旬~下旬の共通日に第一次試験を行い、問題内容もほぼ共通となっています(表中の「地方上級」)。また市役所も、6月(地方上級と同日)・7月・9月に共通の試験日が設けられており、それぞれA日程・B日程・C日程と称されています。試験日程が重ならなければ、複数の試験の受験が可能です。公務員試験では出題形式や試験科目に共通性がありますので、試験日が異なる試験の間で併願を考えるのが一般的と言えます。第一志望を中心に、併願のために試験科目の負担が増えないように注意しながら併願先についても検討していきましょう。例年の受験者の併願パターンとしては、試験科目の共通部分が大きい国家一般職・専門職および地方上級を中心に、特別区や市役所B日程・C日程等を組み合わせる例が多いようです。
なお、試験日程については今後、変更になる可能性もありますので、人事院や各自治体等のホームページを定期的にチェックしていきましょう。